今年1月
広島市の北部は何年かぶりに大雪に見舞われました。
雨樋やカーポートの被害や水道管の破裂の連絡があって、終了させて頂きました。
しかし、連絡を頂ける事は無いですが、静かな被害といえる物があります。
瓦の凍害です。
凍害とは、屋根材内部のごく僅かな水分が、0度以下になったとき水分が氷になって、水分の膨張が起こります。
これが瓦の内部を破壊します。
ただ1回で大きく破壊される訳ではありません。
何回も繰り返される事によって表面化して気づく為、一般的に自然災害の事故には当たらず、経年劣化に当たります。
雨漏りが起こって、知るようになる事が大半です。
この凍害、瓦の種類によって大きく差があります。
全国的に普及の多い三州瓦、淡路瓦、石州瓦のうち、淡路瓦と三州瓦はは被害が多いです。
陶器製の瓦でない、いぶし瓦やカラーベストはもっとあります。
石州瓦は殆ど被害はありません。
広島県の北部は以前から、大半石州瓦ですが、広島市の北部の団地などでは三州瓦や淡路瓦の方が多いです。やはり被害も多くあります。
寒い地方でなくても、耐久性を考えれば石州瓦をお勧めします。