最近(本当は最近でも無いかも)インターネットの広告で『塗装をするなら補助金や助成金を使わないと大損します』みたいな物が多く見るようになりました。
私が同業なので、AIが親切にたくさん見せているのだと思います。
内容については、いかにも全国の多くの自治体で補助金を実行しているような印象を持つ広告ですが・・・ものすごく違和感があります。
「単純に塗り替え時期がきたから塗り替えたい」そう思ってネット検索をしたら、補助金、助成金の広告が出てきたので、申し込みをしたという方は100%うまくいかないです。
何故なら塗り替えだけで、補助金を出している自治体は殆ど無いからです。
耐震工事や断熱工事の補助金を絡めて、施工上外壁や屋根の塗装をしないと完成しないから、一連の工事として、塗装工事の金額分が対象に含まれるという事はあります。
あくまで、耐震工事や断熱工事の一部の工事です。
逆に言えば、耐震工事や断熱工事は殆どの自治体が補助金の対象になっています。
ただ、こちらについても、それぞれに要件のハードルがあります。
耐震工事の例だと、昭和56年以前に建てた建物がどこの自治体も必須要件になります。
築40年ですから素直に考えれば、建て替えを優先順位1位に考えると思います。
要件に当てはまる方は、補助金の制度を利用しないと大損と言えるかもしれないけど、大多数の方は、要件に当てはまらないと思います。
『塗装をするなら補助金や助成金を使わないと大損』の広告には、やはり何だろう?と思ってしまいます。